日本古来の藍染は、鮮やかで色移りしない
嬉染居では、日本古来の技法で藍染をしています。
それは、発酵液で染める藍染。
木を燃やした灰に熱湯を加えた上澄み液と、
藍草の乾燥葉に水を加えて発酵させた日本独自の藍染染料「すくも」。
この2つの素材を270リットルの陶製のカメに入れて発酵させる。
この陶製のカメを「藍瓶(アイガメ)」と呼んでいます。
藍瓶の中の発酵液の色は、茶色です。
けれども、その中に浸けた布を引き上げると、
茶色からミドリに色が変わるのです。
このミドリの布を水で洗うと、茶色が抜けて、青だけが残ります。
大切なのは、洗う水は茶色だということ。
青色の色素がしっかり布に定着している証拠です。
このように染める日本の天然藍は、鮮やかで色移りしません。
だから、洗濯機で白いものと一緒に洗濯できます。
KiSENKYOでは、色鮮やかな藍染で
淡い色から濃色まで5段階に染め分けています。